男の料理教室の話を書いています

初心者男性が学ぶべき料理の基本

投稿日時:2017-04-12 09:38:18

料理 初心者 基本

お弁当や外食ですませれば料理なんてできなくても……という時代はもう遅いのです。男性でも料理スキルはもは必須といっても良いでしょう。

初心者でも料理ができる基本とコツ

この春から一人暮らしを始めた方も多いでしょう。今まで料理を作ったことがない方も、この機会に自炊にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?料理を作れるようになっておけば後々に自分のためにもなります。

初めから完璧に料理する必要はありません。仕事や学校帰りにくたくたになりながら、手のこんだ料理を作るのは大変です。よほどの料理好きなら毎日でも作れるかもしれませんが、そういった方はすでに初心者のレベルは越えているはずです。初心者はまず「フライパン」「片手鍋」といった炒め・焼き・煮炊きができる鍋を最低2種類、そして包丁・まな板・ボウル・ざる・おたまやフライ返し、できれば野菜の皮むき器(ピーラーは、基本として揃えておくと良いでしょう。これだけの道具があれば、簡単な料理は大体作ることができます。

最初に覚える本格的な料理には、「カレー」か「肉じゃが」「シチュー」をおすすめいたします。この3つは肉・野菜をバランスよく使い、かつ材料と工程がほとんど変わりません。しかも、食材を切る・炒める・煮込むという調理の基本動作を全て含みますので、初心者が料理を覚えるのにはぴったりなレシピと言えるでしょう。1つ覚えれば、どれも少しの手順や材料を変えるだけで作れるようになるお得なレシピです。レパートリーに加えて損はありません。

初心者におすすめ調味料の選び方

スーパーに行くと様々な種類の調味料が置いてあります。正直目移りしてしまいますし、どれを使えばどんな味になるのかは想像もつかないですよね。調味料には基本の「さしすせそ」があります。砂糖(さとう)・塩(しお)・酢(す)・醤油(せうゆ・しょうゆ)・味噌(みそ)の5種類です。これは、日本料理における基本の調味料と、調理における料理に入れるタイミングをわかりやすく示したものです。前にあるものほど、調理の早い段階で入れるべきものになります。どれも使用頻度の高い調味料ですので、そろえておくべきです。これに、洋風味付けのソースやケチャップもお好みで用意しておくと良いでしょう。

初心者にはうまくだしを取るのは難しいものです。ほんだしやコンソメといったダシ調味料は和風洋風で1種類ずつはもっておくと無難です。香辛料はコショウ・唐辛子(一味・七味)などがメジャーですね。あとは炒め物に使うためにサラダ油などを用意しておきましょう。凝ったものを選ぶ必要はありません。好きな味付けが決まったら、少しずつ色々と揃えていくことをおすすめします。調味料にも賞味期限がありますので、最初は小さめの小瓶やパックで買って、好みを追求していきましょう。

そこまで色々味付けを考えるのは面倒くさい……という手抜き料理をしたい初心者の方が持っておくと便利な調味料として「めんつゆ」があります。うまみのあるつゆですので、これ一本だけで煮込みや炒め物の味付けがすべて賄えます。楽で使いやすい調味料です。ただし、毎回同じ味付けになってしまうわけですから、やはり調味料は一通り基本をそろえておくべきでしょう。

料理初心者が買い物をするコツ

料理初心者にありがちな失敗として「食材の分量がよくわからない」という点があります。スーパーでは、どの食材もきっちり1回分の小分けで食材を売っているわけではありませんので、効率の良い食材の買い方を考えなければなりません。最初のうちは2日分くらいのレシピを決め、レシピに合わせてこまめに買い物をして効率的な買い方を覚えていくことをお勧めいたします。

卵はパックで購入しても1個単位で使えますし、様々な料理で使えるので、賞味期限範囲内で使える数が入っているパックが購入できます。野菜も慣れるまでは1回の使い切りカット野菜のパックを利用したり、同じ野菜で2回分別の料理を作れるレシピを考えるなどして、効率よく購入できるように工夫しましょう。基本しなる前に使い切れる量を購入します。肉や魚は鮮度が落ちやすいので、表示の消費期限に関わらず2日以内に食べ切目標で購入すると安心です。

食材を使い方がわかるようになってくると、何を作るかというプランが決まっていなくても、スーパーなどでその日安い食材を見つくろって「今日はこの食材とあの食材でこの料理」と効率の良い買い物ができるようになります。こうなれば自炊の効率もかなり上がります。

時短でご飯!初心者におススメ料理レシピ

春の新生活は何かとドタバタしています。また、社会人ともなると、連日仕事で忙しくて調理に時間をかけていられないといったおとはままあるかと思います。そういう時、あり合わせのもので作ることができる時短レシピを覚えておくと便利です。

チャーハン・野菜炒めは時短料理の王道でしょう。どちらも、具材を痛めて味付けするだけで完成します。チャーハンはミックスベジタブルと卵があれば、簡単に具だくさんなものができます。野菜炒めは簡単にできるおかずの代表格。肉やイカ、野菜のバリエーションや味付けなど、その時のあり合わせのものでアレンジすることができます。焼きそばを投入すれば、野菜炒めを単なるおかずではなく具沢山の焼きそばに生まれ変わらせることもできますよ。

時短をするためのおすすめレシピとしてパスタソースの作り置きもおすすめです。トマトソースなどは冷凍保存ができますので、作ったら1回分ごとに小分けにあして冷凍すると、ほしい時に欲しいだけ取り出せて便利ですよ。作り方もホールしたダイスカットトマトの缶詰に、にんにくや塩コショウ、なじるなどをお好みで混ぜてとろみがつくまで煮込むだけでOK。時間もかからずに簡単です。

こうした少しの工夫で、一人暮らしの自炊もグッと楽になります。外食や弁当・総菜に頼るのも良いですが、こうして少しずつ自炊の習慣をつけることで節約にもなり、健康的な食生活も維持しやすくなります。長続きするコツは無理をしすぎないことです。