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フランス料理の歴史

投稿日時:2014-04-01 16:26

フランス料理が飲食されるようになったのは、中世頃と言われています。

中世の12世紀頃までは、一般的なフランスの食事は、ローストした肉と茹でた野菜のみで、料理法の面でイタリアなど諸外国より発展していませんでした。

しかし、14世紀から15世紀になると、現在のシチューに近い料理が作られるようになり、14世紀のシャルル5世の時代には新しい料理法が考案されるなど、フランス料理の基礎がつくられていきました。

また、当時は、今のように食事のマナーやフォークなどのカトラリーもなく、肉類をナイフで切り手掴みで食べており、飲食の方法は上品ではありませんでした。肉類の保存に必要な香辛料は、金と等価で取引されるほど高価なため、手に入りにくく、飲み物として飲まれる紅茶やコーヒー、砂糖は十分になく蜂蜜で代用していました。

しかし、1533年にメディチ家のカトリーヌがアンリ2世と結婚する際、料理人も同行させたことにより、スープやソース類、トリュフ、様々な野菜類とその料理法、デザート類、リキュールなど最先端であった料理技術がフランスへ伝わり、現在飲食されているフランス料理が出来上がったのです。

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